予防歯科

予防の重要性

予防を重視した処置により、むし歯や歯周病のリスクの軽減が期待できます。また、継続した予防は、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療につながり、悪化を未然に防ぐことが可能です。早くから予防を通じて、正しい歯磨きの方法や定期検診に取り組んでいれば、年齢を重ねてもご自身の歯を残しやすくなり、健康な毎日を支えてくれるはずです。

定期検診の大切さ

早期発見＆未然に防げる

定期検診の継続により、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療・予防につながります。初期状態で発見できる場合が多く、歯を削る量を最小限に抑えやすくなります。また、歯周病菌が繁殖する原因となる歯石を徹底的に除去し、歯周病が進行しにくい状態の維持をめざします。

健康な歯を長く維持できる

一度失った歯は二度と元に戻りません。また、治療で歯を削ると、歯に少なからずダメージが加わります。ご自身の歯をできるだけ長く残すには、健康な状態の維持が重要です。

見た目の美しさ

歯科専用の治療器具と薬剤を使用し、徹底的な歯のクリーニングを行うPMTCでは、歯に付着した着色汚れも除去できます。歯の明るさや艶が増し、見た目の自然な美しさを取り戻せます。

健康寿命が延びる

介護に頼らず、自分自身で最低限度の生活を送れる「健康寿命」を延ばすには、歯が残っている本数（残像歯数）が関係しています。残存歯数が多いほど、健康寿命が長くなるという研究報告があります。

認知症のリスクを減らせる

残像歯数が少ないと噛む刺激が脳に伝わらず、脳の前頭葉や海馬などが萎縮し、認知症のリスクが高まります。また、残存歯数が20本以下で、入れ歯を利用していない場合は、認知症のリスクが約2倍に高くなるといわれています。

全身の病気を予防

歯周病菌は動脈硬化を進行させ、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めます。また、肺に侵入した歯周病菌による誤嚥性肺炎は、特に高齢者に注意が必要な病気です。さらに歯周病と糖尿病には相互関係があり、どちらの病気も重症化しやすい傾向です。

経済的な負担が少なくなる

定期的なメインテナンスは、その都度費用がかかりますが年に数回程度です。一方、むし歯や歯周病の治療は治るまで、何度も通院が必要です。費用や時間がかかり、患者様の負担が増えます。

当院の予防処置

PMTC

ご自身の歯磨きでは落としきれない汚れをプロの手によってキレイにします。汚れを丁寧に除去した後は、歯の表面を磨き上げ、歯垢や細菌、着色汚れの再付着を防ぎます。むし歯や歯周病の効果的な予防が期待できるため、定期的なご利用がおすすめです。

PMTCでは次のような効果があります

• お口の中をリフレッシュできます
• むし歯や歯周病を予防できます
• ステインによる着色が改善されます
• 口臭が抑えられます

治療の流れ

1. 01

   歯石・歯垢除去

   

   専用の器具で徹底的に歯石・歯垢を除去していきます。

2. 02

   研磨

   

   専用のブラシにフッ化物入りのペーストを用いて、歯の着色を取り除き、一本一本丁寧に磨いていきます。

3. 03

   フッ素塗布

   

   むし歯を予防する効果のあるフッ素を、歯と歯の間や裏面に塗っていき、むし歯になりにくい歯にしていきます。

4. 04

   ホームケアアドバイス

   

   どうすればむし歯を予防できるのかというお話と、正しいブラッシングケアをご指導いたします。

フッ素塗布

フッ素は歯質を強くしたり、細菌の繁殖を抑えたりするなどのメリットがあります。
フッ素塗布を行うことにより、むし歯に対抗する強い歯になります。
年に3～4回歯科医院にて高濃度フッ素を塗布することをおすすめします。

歯磨き指導

歯科医院での定期的なメインテナンスはもちろん、ご自宅で毎日行う歯磨きも重要です。ご自身では磨いているつもりでも、磨き残しがあってはむし歯や歯周病のリスクが高まります。当院では歯科衛生士が中心となり、歯磨き指導を積極的に行っています。お口の状態や磨きグセなどを考慮し、一人ひとりに合わせた正しい歯磨きの仕方をアドバイスいたします。